前回の記事で、ヴァーツィ通り→ゴジドゥ・ウドバルについて書きました。



今回はセーチェーニ温泉で開催されるクラブイベント、spartyへ行きます。



22時半頃、ホステルを出発し、セーチェーニ温泉へ向かいました。
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オクトゴン駅から地下鉄に乗って、セーチェーニ温泉駅へ行きます。
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この時乗った地下鉄は1号線です。ブダペストの地下鉄1号線は、世界で三番目に古い地下鉄になります。 1896年運行開始です。


一番古いのはロンドンで1863年、二番目に古いのはイスタンブールで1875年。

ブダペストの地下鉄は、世界で唯一、世界遺産に登録されている地下鉄になります。


そして、地上から地下鉄のホームまで、たったの階段20段程度しかなく、めっちゃ浅くて驚きました。こんなに浅くて大丈夫なのか?




駅も車両もレトロでかわいいです。
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古い車両のため、クーラーがなく、窓を開けて走行していたのが衝撃でした。しかも全然涼しくない。


同じ車両に、おそらく同じパーティーに行くであろうバカみたいに明るい若者たちが乗っていて、駅に停車して扉が開くたびにホームに下りて「うぉーーーー!!!!」と叫んでいました。毎回。停まるたびに。いちいちホームに下りて。 それに共鳴する他の若者達もいて、互いに意気投合してめちゃくちゃ騒がしかったです。


ブダペストは、明るいアホが多くて楽しかったです。 街で、大声で歌ってる奴もめっちゃ多かったです。




セーチェーニ温泉に着きました。
(セーチェーニ温泉については、7/1に書いた記事でも少し触れているので、そちらも見てみてください)


バロック調の建物でした。
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中に入り、予約画面を見せて受付を済ませました。
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受付のお姉さんが、他の客にはめっちゃ冷たいのに、私にだけあからさまに優しかったです。
なぜだろう。
他の客にはピクリとも笑わないし、一言も言葉を発していなかったのに対し、私の番になった途端、
「ハ~イ!! どこから来たの? 日本? 楽しんでね! 」(←英語で) と、とびきりの笑顔で対応されました。
私が挙動不審にしているのを心配したのでしょうか。それとも子供だと思われたのでしょうか。




ドリンクチケットが2枚も付きます。(結局一杯も飲みませんでしたが)
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ロッカーのカギはリストバンド風です。丸い部分をかざすとロッカーが開きます。
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セーチェーニ温泉の見取り図
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両サイドに大きい浴槽があり、真ん中に横長のプールがあります。 spartyでは、真ん中のプールは使用せず、両サイドの浴槽のみを使っていました。




更衣室で水着に着替え、いよいよ温泉に入ります。
海外の温泉は初めてなのでわくわく。
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私が行ったときは、まだそんなに混んでいなかったです。

ドリンクカウンター。
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時間が経つにつれ、どんどん人が増えていきました。 そして、明るいアホ達が大盛り上がりで楽しそうでした。
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流れている音楽はテクノやハウスなどがメインでしたが、人が増えるにつれてチャラいEDMに変わっていきました。


Twitterに動画載せてあります↓
https://twitter.com/ito_cajamarca/status/1142574276668735488?s=19



日中、街には中国人や韓国人観光客がたくさんいたのに、このパーティーにいる東アジア人は私くらいでした。
そして1人で来ているのも私くらいでした。



で、やはりヨーロッパの男性は紳士だからか、

「女性が一人でつまらなそうにしている! 話しかけてあげなきゃ!」

という思考になるのか、皆さん結構優しく話しかけてくれました。

「お前何やってんだよー! もっと楽しんでいこーぜー! イェーーイ!!!」みたいな感じで。

いい人達だなぁと思いつつ、個人的には話しかけて欲しくないので、なるべく隅の方にいて、ゆっくりお湯に浸かっていました。チャラいヨーロピアン達の興奮具合を眺めながら。



ふと、横を見ると、おそらくインドやネパールあたり?の男性二人が私と同じように、隅の方で挙動不審にしていました。
それを見て「おお、アジアの仲間よ、君たちもやはりこの空間に馴染めないのだね、わかるよ、わかるわかる、だって我々暗いもんね☆」と、無言ながらも謎の仲間意識を持ってちょいちょいアイコンタクトを取っていました。



温泉はとても気持ち良かったです。温度は日本の一般的な温泉よりも低く、長く浸かっていられます。
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「温泉気持ちいい~最高だな~」なんて言ってたら、また明るくてめんどくさいヨーロピアン男子2名に絡まれました。

ヨ「お前、楽しくなさそうだな! どこから来たんだ?」
私「あ、日本です。」
ヨ「東京か? 大阪か? 福岡か?」
私「違います。新潟です。」
ヨ「は?どこだそれ?」
私「田舎な場所です。」
ヨ「へー!聞いたことないな!」
私「でしょうね。」
ヨ「まぁいいや!せっかく来たんだから楽しめよ! そうだ、お前が持ってるそのスマートフォンで記念に3人で写真撮ろうぜ!」


と言われて撮った写真。
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こんな東アジア人の暗いアラサー女に明るく接してくれるヨーロピアン男子、いい奴らだなぁ。
でもどっか行ってほしいなぁ。


その後もゆっくりお湯に浸かり、楽しんでいる人達を眺め、1時半頃セーチェーニ温泉を出ました。




セーチェーニ温泉spartyの感想

①温泉がでかい
②お湯がぬるめで気持ちいい
③spartyに参加する東アジア人は全然いないが、西アジア人らしき人はいた
④ヨーロピアンはめちゃくちゃ明るい
⑤ヨーロピアンは体がでかい
⑥ヨーロピアン男子は紳士
⑦ヨーロピアン男子はやたらと人に話しかけててちょっとめんどくさい
⑧ヨーロピアン女子は縦にも横にもでかい人が多い
⑨ヨーロピアン女子はどんなに太っていても堂々と露出している
⑩ヨーロピアン女子はセクシー
⑪30代で165センチで老け顔の私でも、ヨーロッパに行くと小柄で子どもっぽく見られる





帰るとき、少し雨が降っていたので折り畳み傘を差して徒歩でホステルへ帰りました。
もう地下鉄が止まってる時間なので、2.5キロくらい?の距離を歩いて帰ったのですが、途中で英雄広場を通ることができて感動。
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ブダペストは治安がいいと言われているだけあって、深夜に私のようなツーリストの女性が一人で歩いていても危険な雰囲気は特に感じませんでした。 良い街だ。


その後、ホステルに到着し、雨で濡れたスニーカーを乾かし、シャワーを浴び、就寝。




次回、ブダペスト2日目です。


前回の記事では、ブダ地区にある王宮の丘へ行きました。




今回はペスト地区に戻り、ヴァーツィ通りやゴジドゥ・ウドバルを散策します。


ブダ地区のバッチャーニ駅から、ペスト地区のデアークフェレンツ駅まで地下鉄に乗って戻りました。

そして、ヴァーツィ通りを歩いてみました。
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ヴァーツィ通りは、デアークフェレンツ駅付近から、中央市場まで伸びる長い通りで、様々な飲食店やアパレル店などが立ち並んでいます。とても賑やかな歩行者天国です。 観光客で溢れていました。

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おしゃれなレストランがたくさんありました。
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テラス席でワイン飲みながらゆっくりしたいけどやめておきました。



特に飲食店にも入りませんでしたし、服屋さんなどもぼーっと眺めたくらいでした。
ただ、ファンデーションのスポンジを日本に忘れてきてしまったので、化粧品店でスポンジを購入しました。



本当はかわいい雑貨屋さんなどもあるということでしたが、もう閉店時間を過ぎてしまっていたので行けませんでした。


まだ明るいですが、もう夜の8時を過ぎています。 緯度が高いので、なかなか暗くなりません。夜22時頃になってやっと暗くなります。



夜8時半頃の王宮の丘。
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夜8時半頃の川沿いのトラム。
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夜9時過ぎて、やっとこの暗さでした。
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デアークフェレンツ広場。
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不思議な形のベンチがたくさん。そこでくつろいでいる人もたくさん。


デアークフェレンツ広場は、地下鉄の中心駅であるデアークフェレンツ駅周辺にある広場で、住民や観光客の憩いの場的な広場でした。
芝生があったり、ベンチがあったり、屋台があったり、スケボーするスペースがあったり、観覧車があったりしました。




ヴァーツィ通り&デアークフェレンツ広場を出て、ホステルに戻ります。
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ホステルに行く前に、ユダヤ人街のゴジドゥ・ウドバルに寄ります。



前々回の記事で、ユダヤ人街のシンプラケルトとキャラバンを紹介しましたが、それらは翌日夜にもう一度行きます。


ゴジドゥ・ウドバルの入り口。
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ゴジドゥ・ウドバルは、ユダヤ人街にある飲み屋街で、7つの建物の6つの中庭が繋がった複合施設となっています。店が200メートルに渡って連なっています。若者が多かったです。
不思議な雰囲気の通りでした。
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飲食店だけでなく、カラオケやゲーセンみたいな店もありました。
かなり広いです。時間があまりなかったので、全部の店は見れませんでした。
次、ブダペストに行くときは、ゴジドゥ・ウドバルでゆっくりしたいです。



ちなみに、ゴジドゥ・ウドバルは、20世紀初頭に、弁護士のゴジドゥ・マノーさんの財団によって、若者のためのメセナとして作られたスペースだそうです。 6万平米もあるそうです。





ゴジドゥ・ウドバルから徒歩でホステルに戻りました。
ホステルの立地がいいのが本当に助かりました。
ユダヤ人街やデアークフェレンツ駅周辺などの中心地から歩いていける範囲で行動しやすかったです。
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夜中セーチェーニ温泉でspartyという、クラブイベントがあり、それに参加するため、それまで部屋で少し休みました。
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ブダペストといえば温泉。しかも、その伝統ある温泉で開かれるチャラいパーティーということで、どんな光景なのか楽しみです。


ちなみに、私自身はクラブイベントやパーティーがあまり好きではないので、日本にいるときはほとんど行きません。
本当に行きたいイベントも、たまーーにありますし自分がバンドをやっているので、そういったイベントに参加する機会はありますが、積極的に行く方ではないです。タバコの煙と、デカすぎる音が本当に苦手です。

基本は家で仕事したり、BTSの動画を見たり、ドラえもんを見たり、曲を作ったり、勉強したり、絵を描いたりしています。


ただ、せっかくの海外なので、その街のカルチャーに出来る限り触れたいということで、今回いろんな場所に顔を出してるって感じです。




spartyまでの間ホステルで休憩していましたが、同じ部屋に泊まっていた大学四年生の女の子とたくさん話をしました。
大学卒業前に、どうしてもヨーロッパ周遊をしたくて、1ヶ月間ずっとヨーロッパのいろいろな国を旅してるとのことでした。
ハンガリーに来る前はポーランドやチェコにいたそうです。 1ヶ月も旅をしてるのに、荷物がとてもコンパクトでした。余計な物は持って来ず、本当に必要な物だけを持ってきて、旅の途中で捨てられる物はどんどん捨てているそうです。
自分は、いつも荷物が多くなってしまうので見習いたいです。


このあと、22時半頃、セーチェーニ温泉へ出発しました。


次回、セーチェーニ温泉でのspartyについてです。





前回の記事で、ユダヤ人街(シナゴーグ、シンプラケルト)→中央市場→for sale pubについて書きました。

 

 
現在地は、ペスト地区の中央市場や自由橋があるあたりです。
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今ここ。
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 今回は、ドナウ川を挟んで反対岸の「王宮の丘」へ行きます。
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for sale pubを出て、まずは「くさり橋」(セーチェーニ橋)へ向かいます。
 
フォーヴァーム駅からトラムに乗って、くさり橋付近へ向かいました。



川沿いを走るトラムだったので景色が美しかったです。
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今回の目的地、王宮が見えますね。


 

くさり橋到着。 
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「ブダペスト」と検索すると、くさり橋や国会議事堂がだいたいトップに出てきます。

「お〜!何回も画像で見たくさり橋やー」と感動。
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くさり橋を歩いてドナウ川を横断し、王宮の丘へ向かいます。
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ドナウ川、色が汚くて最高。

ハシカちゃん(犬)も楽しそう。
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橋を渡りきり、ブダ地区へ到着。

(以前の記事でも書きましたが、ドナウ川を挟んで、王宮の丘がある方がブダ地区、繁華街や国会議事堂がある方がペスト地区)

 

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王宮の丘へ登ります。ケーブルカーがありましたが、お金節約のため、徒歩で登りました。


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30℃以上の暑い日だったので、丘を登るのは結構大変でした。

 

 

頂上到着。

この王宮の丘に何があるかというと
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ブダ城(現在美術館として使用)や、漁夫の砦、マーチャーシュ教会などがあります。




高い丘の上にあるということで、景色が最高です。

ペスト地区を一望できます。
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1人だし、「撮ってください」という勇気がないため、ちょいちょい自撮りしました。
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ブダ城。
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☆ブダ城の歴史↓

13世紀半ば…ハンガリー王ベーラ4世が居城を築く

14世紀…ラヨシュ1世により、ゴシック様式の王宮建造

17世紀…オスマン帝国軍により破壊される

17世紀~18世紀…ハプスブルグ家支配下のもと増改築を繰り返す。

19世紀半ば…火災

20世紀…第一次世界対戦、第二次世界大戦により大規模被害

20世紀半ば…修復




 

 

王宮の丘から見たブダ側の景色。
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マーチャーシュ教会
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漁夫の砦
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漁夫の砦という名前ですが、戦用の砦として作られた訳ではなく、城の景観を美しくする目的で作られたということです。1903年の建国千年祭の街の美化計画の一環らしいです。

アーチ型の窓と、とんがり帽子型の屋根がかわいい。

なぜ、「漁夫の砦」という名前かというと、中世にこの付近で魚市場があったからだとか。(諸説あるようですが)

 

ちなみに、漁夫の砦とマーチャーシュ教会は、同じ人が設計したらしいです。

 

漁夫の砦から見るドナウ川とペスト地区、とても美しかったです。
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国会議事堂かっこいいですね。
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ブダペストは

「ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト」

として、旧市街のほぼ全体が世界遺産として登録されているだけあって、街が本当にきれいです。
「ドナウの真珠」や「東欧のパリ」と呼ばれたりします。
※現在ハンガリーは東欧ではなく、中欧として正式に区分されています。



きっと夜景もきれいだろうから、次回ブダペストに来る際は、夜に王宮の丘に登りたいです。

 


「狭いところ落ち着く~」
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とても暑かったので、スタバ王宮の丘店でマンゴーフラペチーノを買いました。

名前書いてくれてる。
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怖い人形。
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王宮の敷地内にも街があって、素朴でかわいい街並みでした。
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カロチャ刺繍のお店。
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軍事歴史博物館と、軍事とは無縁の、とってもかわいいハシカちゃん。
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王宮の丘を出ると、ペスト地区と違ってブダ地区は観光客をあまり見かけませんでした。

閑静な住宅街なので、住むならペストよりブダがいい。

 


 

王宮の丘を下り、ペスト地区へ戻るために、地下鉄バッチャーニ駅へ向かいます。



その途中のナジパラチンターゾーヤという、クレープ屋さんに立ち寄りました。
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これは、パラチンタという、ハンガリー版クレープです。

味は、日本で食べるクレープの方が好きでした。

 



で、やはり、この猛暑の中でも店内にクーラーはない。王宮の丘のスタバもそうでしたし、昼飯を食べたfor sale pubも。ホステルも。 

ヨーロッパはクーラーがないのがスタンダードのようですが、30℃超えの中、どこへ行ってもクーラーがないのはキツい。 


日本で自分の家にいる時は、寝るときもクーラー付けっぱなしだし、朝昼晩アイスしか食べないこともあるくらいアラサー独身怠惰野郎なのでキツかった。

 

ちなみに、ハンガリーは、ヨーロッパの中でもかなり暑い国らしいです。 ただ、その分降水量が少なく、晴れてる日が多いということで観光しやすい。

あと、日中が暑いのに対し、夜は一気に涼しくなるんですよね。不思議なことに。 ホステルで寝るとき、長袖でもいいくらいの涼しさでした。


 




バッチャーニ駅があるバッチャーニ広場を通りすぎ、ドナウの川岸まで行きました。
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ハシカちゃんと国会議事堂。
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15分くらい、ここでドナウ川を眺めながらボーッとしていました。






バッチャーニ駅から地下鉄に乗り、ペスト地区のデアークフェヘンツ駅へ行きます。
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次回、ヴァーツィ通り→ゴジドゥ・ウドバル→ホステルです。

 

 


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