前回の記事で、ヴァーツィ通り→ゴジドゥ・ウドバルについて書きました。



今回はセーチェーニ温泉で開催されるクラブイベント、spartyへ行きます。



22時半頃、ホステルを出発し、セーチェーニ温泉へ向かいました。
sketch-1566008780849



オクトゴン駅から地下鉄に乗って、セーチェーニ温泉駅へ行きます。
sketch-1566008586851



この時乗った地下鉄は1号線です。ブダペストの地下鉄1号線は、世界で三番目に古い地下鉄になります。 1896年運行開始です。


一番古いのはロンドンで1863年、二番目に古いのはイスタンブールで1875年。

ブダペストの地下鉄は、世界で唯一、世界遺産に登録されている地下鉄になります。


そして、地上から地下鉄のホームまで、たったの階段20段程度しかなく、めっちゃ浅くて驚きました。こんなに浅くて大丈夫なのか?




駅も車両もレトロでかわいいです。
_20190817_133448


古い車両のため、クーラーがなく、窓を開けて走行していたのが衝撃でした。しかも全然涼しくない。


同じ車両に、おそらく同じパーティーに行くであろうバカみたいに明るい若者たちが乗っていて、駅に停車して扉が開くたびにホームに下りて「うぉーーーー!!!!」と叫んでいました。毎回。停まるたびに。いちいちホームに下りて。 それに共鳴する他の若者達もいて、互いに意気投合してめちゃくちゃ騒がしかったです。


ブダペストは、明るいアホが多くて楽しかったです。 街で、大声で歌ってる奴もめっちゃ多かったです。




セーチェーニ温泉に着きました。
(セーチェーニ温泉については、7/1に書いた記事でも少し触れているので、そちらも見てみてください)


バロック調の建物でした。
DSC_3726




中に入り、予約画面を見せて受付を済ませました。
CIMG5027 1



受付のお姉さんが、他の客にはめっちゃ冷たいのに、私にだけあからさまに優しかったです。
なぜだろう。
他の客にはピクリとも笑わないし、一言も言葉を発していなかったのに対し、私の番になった途端、
「ハ~イ!! どこから来たの? 日本? 楽しんでね! 」(←英語で) と、とびきりの笑顔で対応されました。
私が挙動不審にしているのを心配したのでしょうか。それとも子供だと思われたのでしょうか。




ドリンクチケットが2枚も付きます。(結局一杯も飲みませんでしたが)
CIMG5026 1



ロッカーのカギはリストバンド風です。丸い部分をかざすとロッカーが開きます。
CIMG5025 1



セーチェーニ温泉の見取り図
a0329149_22294896

両サイドに大きい浴槽があり、真ん中に横長のプールがあります。 spartyでは、真ん中のプールは使用せず、両サイドの浴槽のみを使っていました。




更衣室で水着に着替え、いよいよ温泉に入ります。
海外の温泉は初めてなのでわくわく。
DSC_3679



私が行ったときは、まだそんなに混んでいなかったです。

ドリンクカウンター。
CIMG5033





時間が経つにつれ、どんどん人が増えていきました。 そして、明るいアホ達が大盛り上がりで楽しそうでした。
CIMG5048



DSC_3722


DSC_3692


DSC_3700

流れている音楽はテクノやハウスなどがメインでしたが、人が増えるにつれてチャラいEDMに変わっていきました。


Twitterに動画載せてあります↓
https://twitter.com/ito_cajamarca/status/1142574276668735488?s=19



日中、街には中国人や韓国人観光客がたくさんいたのに、このパーティーにいる東アジア人は私くらいでした。
そして1人で来ているのも私くらいでした。



で、やはりヨーロッパの男性は紳士だからか、

「女性が一人でつまらなそうにしている! 話しかけてあげなきゃ!」

という思考になるのか、皆さん結構優しく話しかけてくれました。

「お前何やってんだよー! もっと楽しんでいこーぜー! イェーーイ!!!」みたいな感じで。

いい人達だなぁと思いつつ、個人的には話しかけて欲しくないので、なるべく隅の方にいて、ゆっくりお湯に浸かっていました。チャラいヨーロピアン達の興奮具合を眺めながら。



ふと、横を見ると、おそらくインドやネパールあたり?の男性二人が私と同じように、隅の方で挙動不審にしていました。
それを見て「おお、アジアの仲間よ、君たちもやはりこの空間に馴染めないのだね、わかるよ、わかるわかる、だって我々暗いもんね☆」と、無言ながらも謎の仲間意識を持ってちょいちょいアイコンタクトを取っていました。



温泉はとても気持ち良かったです。温度は日本の一般的な温泉よりも低く、長く浸かっていられます。
DSC_3718



DSC_3719




「温泉気持ちいい~最高だな~」なんて言ってたら、また明るくてめんどくさいヨーロピアン男子2名に絡まれました。

ヨ「お前、楽しくなさそうだな! どこから来たんだ?」
私「あ、日本です。」
ヨ「東京か? 大阪か? 福岡か?」
私「違います。新潟です。」
ヨ「は?どこだそれ?」
私「田舎な場所です。」
ヨ「へー!聞いたことないな!」
私「でしょうね。」
ヨ「まぁいいや!せっかく来たんだから楽しめよ! そうだ、お前が持ってるそのスマートフォンで記念に3人で写真撮ろうぜ!」


と言われて撮った写真。
BeautyPlus_20190818174738871_save

こんな東アジア人の暗いアラサー女に明るく接してくれるヨーロピアン男子、いい奴らだなぁ。
でもどっか行ってほしいなぁ。


その後もゆっくりお湯に浸かり、楽しんでいる人達を眺め、1時半頃セーチェーニ温泉を出ました。




セーチェーニ温泉spartyの感想

①温泉がでかい
②お湯がぬるめで気持ちいい
③spartyに参加する東アジア人は全然いないが、西アジア人らしき人はいた
④ヨーロピアンはめちゃくちゃ明るい
⑤ヨーロピアンは体がでかい
⑥ヨーロピアン男子は紳士
⑦ヨーロピアン男子はやたらと人に話しかけててちょっとめんどくさい
⑧ヨーロピアン女子は縦にも横にもでかい人が多い
⑨ヨーロピアン女子はどんなに太っていても堂々と露出している
⑩ヨーロピアン女子はセクシー
⑪30代で165センチで老け顔の私でも、ヨーロッパに行くと小柄で子どもっぽく見られる





帰るとき、少し雨が降っていたので折り畳み傘を差して徒歩でホステルへ帰りました。
もう地下鉄が止まってる時間なので、2.5キロくらい?の距離を歩いて帰ったのですが、途中で英雄広場を通ることができて感動。
DSC_3727



ブダペストは治安がいいと言われているだけあって、深夜に私のようなツーリストの女性が一人で歩いていても危険な雰囲気は特に感じませんでした。 良い街だ。


その後、ホステルに到着し、雨で濡れたスニーカーを乾かし、シャワーを浴び、就寝。




次回、ブダペスト2日目です。